平成27年度 入学者のみなさんに

第3章 人の体入門VBIOLOGY

確認テスト計1枚

3-1 細胞と組織


全ての生物の体は細胞でできている。
同じ細胞が集まってできた部分を組織という。

細胞は共通したつくりを持っている。

動物、植物両方にあるつくりは、細胞膜、細胞核、細胞質である。

核は球形で染色液によく染まる。通常1つである。
この中に染色体があり、遺伝子が入っている。

細胞質は核のまわりを満たしている。

細胞膜は細胞質の外側を包んでいる薄い膜である。

(図:細胞、細胞核、細胞質、細胞膜を覚えよう)

3-2 生殖と遺伝


生物の個体が自分と同じ種類のなかまを作り、増やすことを生殖という。
雄と雌の生殖細胞の核が合体して新しい個体ができる生物のふえ方を有性生殖(ゆうせいせいしょく)という。


動物では雄の精巣で精子が作られ、雌の卵巣で卵子が作られる。
精子が卵子に出会うと精子は卵子の中に入り、精子と卵子の核が合体する。
受精卵は細胞分裂を繰り返して胚になり、さらに分裂して生物のからだができる。

生物が持つ様々な形や性質のことを形質という。
色が黒い、鼻が大きいなど。
親が持つ形質が子に伝わることを遺伝という。
遺伝子は核の中の染色体に含まれる。


有性生殖では卵の核と精子の核が合体して受精卵を作る。
受精によって体細胞の染色体数と同じになるのだから、卵や精子の核に含まれる染色体数は体細胞の染色体数の半分のはずである。
精子や卵子ができるときの染色体数が半分になる細胞分裂を減数分裂という。
精母細胞や卵母細胞の染色体数は体細胞と同じであるが、これが減数分裂して精細胞や卵細胞になると染色体数は半分になる。

有性生殖では減数分裂した卵細胞と精細胞が受精することにより、母と父の遺伝子を半分ずつ持つ受精卵ができる。
このように受精を通して両親の形質が子に遺伝していく。
これはメンデルが行ったエンドウの実験によって解明された。


有性生殖では親の遺伝子とは異なる遺伝子の組み合わせを持つ子が生まれるので、様々な環境に適した子孫をつくることができる。

一方、無性生殖では体細胞分裂と同じように細胞が分かれて新しい個体が作られるので、できた個体はもとの個体と同じ遺伝子を持つ。したがって様々な形質を持つ子孫を残すことはできないが、一般に有性生殖より短い時間で子孫をふやすことができる。



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