平成27年度 入学者のみなさんに

数学MATH

小学校の算数、中学校の数学


計算能力は医療の現場で薬液の濃度を調整したり、投与量を計算する際に必要です。

薄め方や投与量を間違えると大変なことになります。命にかかわります。

必ずできるようにしておいてください。看護師国家試験にも出題されます。


入学後には数学の小テストが実施されます。
点数が低いと再テスト、再々テストになります。
担当の先生方は容赦しませんので、心して学習してください。

第1章
ショッピング


久しぶりに机に向かう方も普段、日々ショッピングには出かけていると思います。
まずは、計算に慣れるためにショッピングをしましょう。
間違えるとお得にゲットできませんから、よく考えてください。









第2章
薬液量の計算

学校の授業で濃度の計算といえばもっぱら食塩水でした。食塩水と聞くとアレルギー症状が出る方がいるかもしれません。

ですからここではもう食塩水の話はしません。
その代わり、これから看護の世界に入るみなさんにはブドウ糖の濃度、抗生物質の量で学習してもらいます。
ブドウ糖はヒトが生きていくために必要な物質です。
足りなければエネルギー不足でやせ細ってしまいます。糖尿病の患者に投与する場合には高血糖に注意する必要があります。
今のうちに、ブドウ糖液の中にブドウ糖がどれだけ入っているのかを間違いなく計算できるようにしてください。

医療現場では急激に血液中の濃度が上がらないように、薬品を希釈して用いることがあります。必要な量が入らなかったり、多すぎたりすると命にかかわることがありますので、間違いのないように。

必要な薬液の濃度の調整ができたら次は患者さんに投与します。
必要な量を点滴で輸液する場合に、スピードはどうしたらいいのでしょうか。点滴量が多すぎたり、速すぎたりすると、心臓の悪い人では重症化します。
看護の現場ではダブルチェックをしますが、二人とも間違っていたのでは困ります。
他人をあてにせず、自分でできるようにしておいてください。


高校数学T


確率、因数分解、二次関数は改めて勉強する必要はありません。

図形の中で、sin
θ, cosθ、tanθは入学後、筋肉の働きによる力の向きと大きさの学習に必要ですので、入学前にもう一度チェックしておいてください。


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